ドイツ研究 第48号(2014)

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48号(2014年3月)

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<シンポジウム ● 領土とナショナリティー●>
はじめに西山暁義4
領土と国益 ― ドイツ東方国境紛争から日本を展望する佐藤成基8
失われた東部領/回復された西部領 ― ドイツ・ポーランドの領土とオーデル・ナイセ国境吉岡 潤29
多民族国家の解体と「ドイツ人」意識の変容 ― 両次大戦間期ルーマニアにおけるユダヤ系およびドイツ系ドイツ語話者を事例に藤田恭子43
領土と国籍・市民権 ― 「ナショナルなもの」を考える広渡清吾56
ヘルゴランド島と竹島/独島  ― 日独比較の観点からランハルト・ツェルナー73
コメント : 近代国家における人と土地川喜田敦子81
<論文>
「超マリオネット」の系譜 ― 身体史から見たエドワード・ゴードン・クレイグの演劇改革とドイツ語圏モダニズムの芸術人形劇山口庸子88
《意志の勝利》におけるヴァーグナー音楽の「引用」奥波一秀104
<トピックス>
2013年総選挙が意味するもの三好範英127
社会とエコロジーに投資する銀行 ― ドイツのGLS銀行ともう一つの経済田中洋子136
エスノグラフィーの手法による日独幸福感比較調査 ― 歴史・文化人類学の新たな展開鈴木晶子149
『ナチスのキッチン』に残された課題 ― 書評との対話から藤原辰史156
グローバル化するドイツの演劇と演劇学高橋慎也163
<リポート>
2013年ベルリンの年間テーマ 「破壊された多様性」永井潤子171
<研究余滴>
ナチス・ドイツと資本主義 ― 日本との関連で柳澤 治178
<書評>
『ドイツ帝国の成立と東アジア ― 遅れてきたプロイセンによる「開国」 ―』
 [鈴木楠緒子 著]
『プロイセン東アジア遠征と幕末外交』 [福岡万里子 著]
辻 朋季190
『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」 ― 第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』 [小野寺拓也 著]永岑三千輝195
『ドイツ・キリスト教民主同盟の軌跡 ― 国民政党と戦後政治1945~2009』 [近藤正基 著]荒井祐介200
『カフカと〈民族〉音楽』 [池田あいの 著]富山典彦204
『ドイツ住宅問題の社会経済史的研究 ― 福祉国家と非営利住宅建設』 [永山のどか 著]辻 英史209
<執筆者紹介>213
<学会通信>
■2012年度ドイツ学会奨励賞授賞式(第8回)216
■受賞のあいさつ村上宏昭217
■日本ドイツ学会案内219
◇編集後記

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