ドイツ研究 第55号(2021)

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55号(2021年3月)

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<シンポジウム ● 東ドイツの長い影――東西ドイツ統一から30年 ●>
趣旨説明秋野有紀/藤原辰史3
社会変動と知識人の運命――統一後「大学改革」とDDR社会科学者の経験から飯島幸子6
東ドイツ史と二重の「終わり」――1990年からの東ドイツ史研究動向を中心に伊豆田俊輔13
文学における東ドイツの想起の語り――アイデンティティの政治とは別のところへ宮崎麻子22
<公募論文>
ドイツにおける民主主義の伝統と歴史の活用――連邦大統領ハイネマンの取り組みに着目して大下理世31
ドレスデンにおける「移民敵視」運動活発化の背景岡本奈穂子38
ドイツ社会民主党青年部ユーゾーによるローカルな政治運動――68年運動後のモスクワ系共産主義組織との協力に関する一考察川﨑聡史50
<書評>
『ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯』 [香川檀 著] (水声社,2019年)石田圭子58
『戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム――戦争とナチズムの記憶をめぐって』 [水野博子 著] (ミネルヴァ書房,2020年)川喜田敦子61
『カントにおける倫理と政治――思考様式・市民社会・共和制』 [斎藤拓也 著] (晃洋書房,2019年)小谷英生65
『現代ドイツの倫理・道徳教育に見る多様性と連携――中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史』 [濵谷佳奈 著] (風間書房,2020年)佐野敦子69
『現代ドイツの住宅政策――都市再生戦略と公的介入の再編』 [大場茂明 著] (明石書店,2019年)永山のどか73
<特別寄稿>
ドイツ研究の意義と課題――国立大学改革と「学問の自由」をめぐる議論から相澤啓一77
<執筆者紹介>83
<学会通信>
■2020年度日本ドイツ学会大会報告85
■奨励賞審査報告西山暁義86
■奨励賞受賞者あいさつ秋野有紀/川喜田敦子87
■日本ドイツ学会案内89
◇編集後記90

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