ドイツ研究 第59号(2025)

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59号(2025年3月)

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<シンポジウム
 ●植民地主義, ホロコースト, 想起の文化─いま「負の歴史」にいかに向き合うか●>
企画趣旨:いま負の歴史にいかに向き合うか
 ─植民地主義, ホロコースト, 想起の文化
板橋拓己3
「歴史家論争2.0」の成立条件としてのポストコロニアル・ドイツ浅田進史6
「緊張領域」としてのポストコロニアル文学
 ─あるいは多方向的な記憶素材として
副島美由紀18
ドイツのミュージアムにおける「想起の文化」と脱植民地化
 ─フンボルト・フォーラムの設立と展示をめぐる議論から考える
村田麻里子25
コメント:現代ドイツ演劇界は植民地主義と向き合っているか北岡志織36
コメント:ドイツにおける「植民地記念碑」の過去と現在田中直39
<公募論文>
1970年代西ドイツにおける「憲法の敵」の包摂と排除の論理
 ─グスタフ・ハイネマンの民主主義理解に着目して
大下理世42
『1984』-1? デジタル化と政府介入への抵抗
 ─ヘッセン州の国勢調査を中心に
川﨑聡史49
精神分析における抑圧概念の再検討
 ─ NichtwollenとNichtkönnenの問題系
古川直子59
音楽学者フリードリヒ・ブルーメと「人種」牧野広樹68
1910年代ドイツ語圏における文学と映画
 ─クルト・ピントゥス編『映画ブック』を例に
森林駿介78
<論文>
生活と仕事を支える仕組みをドイツはどうつくっているか?田中洋子/布川日佐史/大重光太郎88
<書評>
『日独航空技術移転史─1919~45年』 [西尾隆志 著](日本経済評論社,2023 年)竹岡健一98
『ヨーロッパ史の中のアルザス─中近世の重層的な地域秩序から』
 [安酸香織 著](教育評論社,2024 年)
西山暁義101
『〈文化外交〉の逆説をこえて─ドイツ対外文化政策の形成』
 [川村陶子 著](名古屋大学出版会,2024 年)
秋野有紀105
<執筆者紹介>109
<学会通信>
■2024年度日本ドイツ学会大会報告111
■奨励賞審査報告渋谷哲也112
■奨励賞受賞者あいさつ衣笠太朗113
■日本ドイツ学会案内115
◇編集後記116

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