<シンポジウム ● 東ドイツの長い影――東西ドイツ統一から30年 ●> | | |
趣旨説明 | 秋野有紀/藤原辰史 | 3 |
社会変動と知識人の運命――統一後「大学改革」とDDR社会科学者の経験から | 飯島幸子 | 6 |
東ドイツ史と二重の「終わり」――1990年からの東ドイツ史研究動向を中心に | 伊豆田俊輔 | 13 |
文学における東ドイツの想起の語り――アイデンティティの政治とは別のところへ | 宮崎麻子 | 22 |
<公募論文> | | |
ドイツにおける民主主義の伝統と歴史の活用――連邦大統領ハイネマンの取り組みに着目して | 大下理世 | 31 |
ドレスデンにおける「移民敵視」運動活発化の背景 | 岡本奈穂子 | 38 |
ドイツ社会民主党青年部ユーゾーによるローカルな政治運動――68年運動後のモスクワ系共産主義組織との協力に関する一考察 | 川﨑聡史 | 50 |
<書評> | | |
『ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯』 [香川檀 著] (水声社,2019年) | 石田圭子 | 58 |
『戦後オーストリアにおける犠牲者ナショナリズム――戦争とナチズムの記憶をめぐって』 [水野博子 著] (ミネルヴァ書房,2020年) | 川喜田敦子 | 61 |
『カントにおける倫理と政治――思考様式・市民社会・共和制』 [斎藤拓也 著] (晃洋書房,2019年) | 小谷英生 | 65 |
『現代ドイツの倫理・道徳教育に見る多様性と連携――中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史』 [濵谷佳奈 著] (風間書房,2020年) | 佐野敦子 | 69 |
『現代ドイツの住宅政策――都市再生戦略と公的介入の再編』 [大場茂明 著] (明石書店,2019年) | 永山のどか | 73 |
<特別寄稿> | | |
ドイツ研究の意義と課題――国立大学改革と「学問の自由」をめぐる議論から | 相澤啓一 | 77 |
<執筆者紹介> | | 83 |
<学会通信> | | |
■2020年度日本ドイツ学会大会報告 | | 85 |
■奨励賞審査報告 | 西山暁義 | 86 |
■奨励賞受賞者あいさつ | 秋野有紀/川喜田敦子 | 87 |
■日本ドイツ学会案内 | | 89 |
◇編集後記 | | 90 |