| <シンポジウム ● 恐れるドイツ――Er ist wieder da ●> | | |
| はじめに | 浜崎桂子 | 3 |
| 「恐れ」の言説との戦い方――挑発的な「引用」の功罪 ファルク・リヒター『FEAR』をめぐって | 浜崎桂子 | 8 |
| 戦後ドイツ映画演劇における挑発の系譜――ファスビンダー、シュリンゲンズィーフから〈フェイク・ヒトラー〉へ | 渋谷哲也 | 26 |
| ヒトラーが『最期の12日間』から『帰ってきた』わけ | 高橋秀寿 | 42 |
| コメント : 政治, 社会的文脈での映画 「Er ist wieder da」 | 三好範英 | 58 |
| コメント : 「タブー破り」とリベラリズムの危機 | 大竹弘二 | 66 |
| <論文> | | |
| 「ハルモニア」としての共同体――パウル・ヒンデミットのオペラ 《世界の調和》 (1957) | 中村 仁 | 77 |
| ドイツの公共文化政策に見る国家と文化の接近――首相府文化国務大臣の設置と基本法改正をめぐる議論を中心として | 秋野有紀 | 93 |
| <トピックス> | | |
| 「音楽の共同体」――ヒンデミット1920年代の模索 | 藤村晶子 | 112 |
| ドイツのシュタットヴェルケと再公有化, 日本の自治体新電力の黎明 | 山下紀明 | 120 |
| 「宗教改革500周年」の年の宗教改革史をめぐる一考察――「宗教改革100周年」の年の印刷物を眺めながら | 高津秀之 | 135 |
| 「DAAD連邦議会選挙視察研修2017」に参加して | 川村陶子 | 144 |
| <研究余滴> | | |
| ナチス研究からヴェルサイユ体制下航空機産業の研究へ | 永岑三千輝 | 152 |
| <書評> | | |
| 『カトリシズムと戦後西ドイツの社会政策――1950年代におけるキリスト教民主同盟の住宅政策』 [芦部彰 著] | 板橋拓己 | 159 |
| 『〈和解〉のリアルポリティクス ドイツ人とユダヤ人 』 [武井彩佳 著] | 川喜田敦子 | 164 |
| 『ドイツ啓蒙と非ヨーロッパ世界――クニッゲ, レッシング, ヘルダー』 [笠原賢介 著] | 濱田 真 | 169 |
| 『ドイツの「移民文学」――他者を演じる文学テクスト』 [浜崎桂子 著] | 羽根礼華 | 173 |
| 『ドイツの政治 』 [平島健司 著] | 森井裕一 | 178 |
| <執筆者紹介> | | 182 |
| <学会通信> | | |
| ■2016年度日本ドイツ学会奨励賞(第12回) | | 185 |
| ■受賞の挨拶 | 板橋拓己 | 187 |
| ■日本ドイツ学会案内 | | 189 |
| ◇編集後記 | | |